全身脱毛する前に知っておきたい体への影響とは?

全身脱毛する前に知っておきたい体への影響とは?

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2018.06.19

全身脱毛をする前に知っておきたい体への影響・副作用とは?

全身脱毛って本当に安全なの?皮膚がんになる可能性は?

全身脱毛をして綺麗になりたい!ムダ毛に悩まされない肌になりたい!とは思っても、レーザーを使う全身脱毛。やはり、体への影響や皮膚がんになるのでは?といった悩みや不安がつきものです。まず、全身脱毛で使用するレーザーの種類は、皮膚がんの原因となる紫外線とは違います。

それは、医療レーザーの場合は、単一の波長(700~1,000nm)の光であり、光脱毛の場合は500~1,200nmの広域波長の光というように、どちらも可視光線~赤外線の領域の波長をもつ光だからです。

また、レーザー(光)の届く範囲は、皮膚の表面から3~4mm程度であり、つまり毛根のある場所までしか届かずメラニンと反応する仕組みです。適切な出力の場合は、それ以上奥まで光が届かないようになっています。そのため、血管をはじめとする体の内部に影響はないと考えられています。

こんなとき全身脱毛の影響はないの?

妊娠したかも?赤ちゃんは大丈夫?

全身脱毛はそれなりの期間がかかるため、その期間に妊娠する可能性もゼロではありませんよね。そして、妊娠がわかった時に真っ先に気になるのが、赤ちゃん(胎児)への影響ではないでしょうか。先述したように、脱毛用のレーザーによる体への影響はありませんが、妊娠中はその脱毛範囲に関係なく施術を受けることはできません。

その理由は、妊娠中はつわりなど体調変化が起きやすい時期であったり、ホルモンバランスの変化で肌トラブルがおきやすい時期だからです。また、脱毛時に感じる痛みにより余計なストレスがかかったり、妊娠によるホルモン変化により体毛が濃くなることも多く、思ったような効果が得られないといった理由もあります。

妊娠中に施術しない理由はいくつかありますが、これはなによりも赤ちゃん(胎児)とお母さんの両方の安全を確保するためなのです。もちろんタイミングによっては、全身脱毛のお手入れ時期と妊娠初期が重なってしまうことがあるかもしれませんが、赤ちゃんへの影響はありません。しかし、妊娠がわかった時点でサロンやクリニックに相談し脱毛を中止しましょう。

また、妊娠→出産→授乳と続きますので、1年以上お手入れができないことになります。そのため、通常は休会制度を利用できたり、もしくは妊娠から授乳中を指定期間から対象外にしたりするなどの救済制度があります。あらかじめ、妊娠した際のプランの取り扱いについて確認しておいたり、初めから有効期限のないプランなどを選んでおいたりするのも1つです。

授乳中なら影響はない?

授乳中も脱毛はできません。妊娠時と同じく、肌トラブルの起きやすく、またホルモンバランスも不安定な時期です。なお、脱毛が再開できる時期については、各クリニック・サロンで異なりますので、妊娠時の取り扱いと合わせて確認しておきましょう。

生理中の全身脱毛って影響ある?

生理中の脱毛については、脱毛そのものを行わない所や、体調がよければ上半身のみに切り替えて施術するところがあります。ただし、ホルモンバランスの変化により、通常より肌が敏感なため、肌のトラブルが起こらないとは否定できません。

全身脱毛のこれって副作用?このままで大丈夫?

アトピーが悪化?

アトピー性皮膚炎の方でも全身脱毛を受けることはできます。ただし、肌の状態が落ち着いているときのみです。炎症をおこしている場所やステロイドなどの薬を使っている時は、肌のバリア機能が落ちているので脱毛はできません。

肌に負担をかけないためにも、あらかじめアトピー性皮膚炎であることを伝えておくとよいでしょう。そういった意味では、アトピー性皮膚炎や肌の弱い方など肌への影響が気になる方は、クリニックの方が速やかな対応が可能です。

肌が赤くなった&かゆみが出てきたケース

医療レーザー脱毛・光脱毛といった脱毛方法の種類に関係なく、脱毛後に肌が赤くなった、かゆみが出てきたというケースは少なくありません。どちらの脱毛方法でも、何かしら皮膚の表面はダメージを受けた敏感な状態です。そのため、かゆみや赤みがひかない場合には、かいたりせず氷などをあてましょう。数日経っても様子が変わらない、むしろ悪くなっている場合には、自己判断せずクリニックに相談するか、皮膚科へ行くようにしてください。

毛嚢炎(もうじゅうえん)

脱毛によって傷ついた毛包(毛穴の奥にある毛根を取り囲む部分)に、ブドウ球菌の感染により引き起こされる皮膚の炎症です。なお、ブドウ球菌は健康な皮膚にも存在する常在細菌であり、脱毛により肌を守る機能がダウンしているために起こるものです。

見た目は、ニキビのようにブツブツしているケースも。脱毛だけにおこる症状ではなく、通常は特に治療の必要はありません。ブツブツが増えてきた、範囲が広がってきた、熱や痛みが出てきた場合は、クリニックに相談したり、皮膚科を受診しましょう。

脱毛すると汗が多くなる?

全身脱毛前後で、汗をかく量はかわりません。ただし、体毛が無くなったため、汗が服にしみやすくなり、それにより汗の量が多くなったと感じる場合もあるようです。汗をそのままにしておけば、ニオイや肌トラブルのもとになるので、ふき取ったりシャワーを浴びるなどこまめにケアをしましょう。

毛が濃くなった?多くなった?

ムダ毛のない肌を目指しているのに、なぜか体毛が太くなった、多くなったというケースがあります。これらは、産毛や細い毛のところで見られる硬毛化・多毛化と呼ばれている症状です。非常にまれではありますが、ゼロではないことを知っておきましょう。特別な処置は必要なく、脱毛周期などを変えながらこれまで通りにお手入れを続けていくのが一般的です。

全身脱毛で肌トラブルにならないためには?

自己判断はダメ!

赤ちゃんの体に影響はありませんが、妊娠がわかった時点で全身脱毛は中止し、休会制度などを利用しましょう。また、アレルギーやアトピーなど肌トラブルがある場合、少しでも心配事がある場合も、事前に相談しておくことで対処しやすくなります。また、赤みや炎症なども肌トラブルが起こるケースがありますが、症状が改善しない場合にはクリニックや皮膚科に行きましょう。どの場合も自己判断は厳禁です。

全身脱毛後はデリケート!注意事項は守ろう!

全身脱毛後は、肌がデリケートです。したがって、脱毛当日はぬるめのシャワーで済ませ、しっかり保湿というのが基本中の基本です。当日はもちろんですが、肌トラブルに合わないためにも、脱毛前後でしてはいけない禁止事項がいくつかあります。まず、アルコールの摂取をはじめとする、マッサージやサウナ、当日の激しい運動など血流がよくなることで、脱毛後は通常より赤みやかゆみといった症状が出やすくなるためです。

また、脱毛前後の予防接種を禁止しているところも少なくありません。予防接種と脱毛のタイミングに関することは、クリニック・サロンごとに異なるので、それぞれに確認が必要です。もちろん予防接種そのものにも、患部がはれる、熱をもつといった副作用があります。そこに全身脱毛によりレーザーなどを充てることで、肌の状況が悪化する可能性があると考えられています。

そして特に重要なのが、脱毛前後の日焼けです。脱毛前に日焼けをしてしまった場合、つまり肌に軽度のやけど・炎症がある状態になっています。そのため、肌の状態が落ち着くまで脱毛はできません。逆に脱毛後は、肌が紫外線に弱い状態です。したがって、いつもよりダメージを受けやすくシミになりやすいので、念入りな日焼け防止の対策が必要となってきます。

こういった肌トラブルを引き起こさないためにも紹介した注意事項を守ること、経験豊富なクリニックやサロンを選ぶことは、肌トラブルを最小限にするためにも大切なことです。メリットも多い全身脱毛の正しい知識は綺麗への近道。安心して全身脱毛を受けるためにも、不安や疑問を取り払っておきましょう。

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